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経済とお金

年収300万円代の家計簿公開します

以前にも紹介したように、我が家は夫婦2人で年間50~70万円程度の、ゆるーい貯金をしています。現在の世帯年収は350万円弱、手取りは300万円弱です。

年収300万円でも貯金できる―年間50万円以上貯めるための節約術【頑張れば100万も】

将来的にこの貯金額だと、望む未来に繋がらないので、そこはおいおい何とかできるように行動中です。とはいえ収入を増やすこと・支出を減らすことはどちらもとても大事。
『節約はかなりの収入なり』とは、思想家であり人文学者、デジデリウス・エラスムスの言葉です。

この記事では年間支出250万円の家計簿を公開します。

年間支出250万円の家計簿

と、いいつつ。実は家計簿をつけていません。
年間予算という形で組んでいて、時々ある臨時出費は、年1の旅行費の増減で調整している感じです。

我が家の年間予算              含まれるもの

家賃     660,000円 (55,000円 /月)
食費雑費   480,000円 (40,000円/月)   猫の餌・砂、クリーニング代、外食費
水道光熱費  240,000円 (20,000円 /月)
通信費    108,000円 (9,000円 /月)   光回線4,000、ガラケー2,000×2台、データのみ格安スマホ500×2台
NHK     15,000円
医療費    60,000円 (6,000円 /月)
夫婦小遣い  512,000円(18,000円×2人/月+ボーナス時80,000円) 美容院、服飾費、外食費、交際費、酒
化粧品    60,000円 (5,000円 /月)
医療保険   72,000円 (6,000円 /月)
家賃更新費と火災保険 35000円/年(2年ごとに70,000円)

合計2,242,000円【必ず掛かってくるもの。小遣い部分の減額は可能】

他に、削減できるが楽しみのための費用として
旅行予算が年1度200,000円
近場行楽費40,000円
イベント外食分10,000円

合計2,492,000円【年間予算額】

臨時費用:猫の病院代、帰省費用少額分、家電の買い替えや補修費、冠婚葬祭費など

1回の旅行費用が20万円って2人分としてはけっこう高いのですが、2人とも身体が強くないため、少し遠くへ行こうと思うとどうしても高くなりがちです。 なので予算は多めに。

また数年に1度、臨時費用が必要な時があります。

臨時費用が多かった年は、近場で少ない宿泊数にするか、その年は旅行をやめて次の年に少し豪華な旅にして、年間支出の調整をしています。
旅行にこだわりが強いご家庭の場合には、こういった方法は不満の元なので、別の方法を取ることをお勧めします。

年間計算がおススメな理由

年間の金額だと、チリも積もればがハッキリ分かり、無駄を削りたくて仕方なくなるので、おススメです。
いきなり削りたい項目を増やしすぎると挫折しやすくなるので、一番気になった項目を減らせるかどうか検討し、計画を立てていくと良いと思います。

項目の漏れを防ぐには、最初の数か月~1年ほどは、通帳の引き落とし項目やクレジットカードの使用履歴をこまめに確認するといいでしょう。

細かい管理方法

月始めに必要な金額を引き出し、夫婦の財布と家計の財布へそれぞれ分けます。
クレジットカードを使ったときはレシートを取っておき、ある程度溜まったら財布の現金を引き落とし口座へ移し(戻し)ます。

原始的な方法ですが、確実に予算を守れます。
より分ける時間はやや勿体ないですが・・カードのポイントを得たり、通販の恩恵は得て、更に予算も守るために続けている方法です。

記録をするのは、無駄がないか・削れる項目がないかどうかの洗い出しなので、細かく付け続けるというよりは、満足度の低かった項目を探すことに重点を置いています。
食費を何とかできないかと思っている時期はスーパーのレシートをしばらく取っておいて見返します。
服飾費をかけすぎていると思うときは、自分のために買ったものを手帳にメモして後で見返します。(今年は洋服を買わないことに成功しています)

工夫している項目

【車を所持しない】

不便に感じることもありますが、無くても問題ないので、所持していません。
JRの駅でも、徒歩15分も離れれば郊外なら家賃は安いです。
必要な時は、タクシーやカーシェアを検討します。
自転車と徒歩のみの生活、多少は運動不足の解消になります(笑)。

【小遣いの金額を多めにしている】

自由に使えるお金がある程度あると、息がしやすいです。
年収に対して割合は高めですが、小遣いからの支払いに含まれる項目も多くあり、生活費の圧迫を防いでいます。

また、収入のある側からの提案で、結婚初期から夫婦小遣い額が同じになっています。
ここはそれぞれ夫婦の在り方によるところでしょうが、小遣いから自己投資もできる金額であるというのは有難く、行動の幅が広がります。

もう少し削りたいと思っている項目

【医療保険】

貯金が少ない人ほど必要です。家系的に不安があるような場合にも、入っておくと良いかもしれません。
日本の健康保険は優秀なので、ある程度の支払い能力があれば、必要度はそんなに高くありません。

30万円の入院・手術をしても、ひと月の上限額(一般的な収入なら約8万円)を越えた分は戻ってきます。(高額療養費制度)
ふた月にまたがってしまうと金額が上がってしまいますし、何か月も必要な治療なら更に掛かってくるでしょう。

先進医療は受ける機会のとても少ないものではありますが、健康保険は使えず、全額自費になります。
こちらの治療を視野に入れる方も、医療保険に加入した方が良いですね。
先進医療特約などの名称で販売されています。

【水道光熱費】

平均より少々高めです。これは多めに取った予算額で、実際の平均支出は17,000円前後。それでも高いです。
プロパンガスが高いのである程度は仕方ないのですが、もう少し減らせるといいなぁ。
ガス会社は変えることができる場合が多いです。持ち家の方は検討してみるのも良いかもしれません。賃貸でも交渉次第ではできる可能性もありますが、難易度は高いですね。最初から都市ガスの物件を選ぶのが吉かも。

お風呂は毎日入ります。冷えないこと・水圧でむくみを取ることは健康のために大切だと思っているので、ここは削らないつもりです。

ジムが近くにあって、スパを利用して帰ってくる方も最近は多いですよね。
運動しつつ光熱費を減らすなら、ジムでお風呂を済ませてくるのも良いですね。

二人暮らしなら年収300万円代は貧乏では全然ない

平均年収に達していないので、不安になる方も多い金額ではありますが、たくさんの贅沢はできないものの、貧乏生活という感じでもありません。
また年収中央値で見れば、多くの方の収入はこの辺りと見ることもできます。
(平均値は、ずば抜けて数字が多い人や少ない人も含まれますが、中央値ではそれらを加味せず計算した値に近くなります)

住む土地や医療費など、一概に言えない部分は勿論ありますが、現代に住む私たちは、当たり前の贅沢に慣れすぎているような気もします。

コンビニでおやつを買ったり、外食したり、私にとってはとても贅沢なことです。コンビニのおやつなんて、海外の人は感動するレベルらしいです。
200~400円程度ですが、支出額だけでなく、しょっちゅう買っていたら有難みも感動もなくなってしまう。
それは勿体ないことだなぁと思います。

子供がいる家庭では、厳しいかなと思う金額ではあります。
育ち盛りの食費だけでもすごいですよね。

教育費に関しては、私たちは子供がいないので、あまり発言はできないのですが、高いですよね・・。
大学へ進学することの価値が下がる時代が来つつあるので、塾などに通わず済めばある程度は抑えられるでしょうか・・。
インターネットを上手に利用したいところです。独学できることはこれからの人生でも役立ちます。基礎の時期(小学校低学年など)で躓かないようにできれば、そのまま上手く上がれるのかなと思っています(実体験)。

老後のことなどを考えると、先立つものが無く不安になりますね。
私も少し前までは不安で仕方ありませんでした。
でもまずは目の前の一歩から。

少しでも貯金ができれば、行動するためのエネルギーが得られるかもしれません。
不安はエネルギーを奪います。思考が狭まり、的確な意思決定ができなくなると言われています。
そういう意味でも、ある程度の貯金があると行動に幅が出て、暮らしやすくなると思います。一般的には給料の3か月分、もしくは6か月分なんて言われていますね。

このまま貯金を続けても必要な時期に必要な金額が貯まらない、と焦る気持ちはよく分かります。が、無意識でいると収入が上がれば支出も増えるのが普通です。
支出を予算内に収める練習をしつつ、収入を増やす準備や工夫をしていけると良いなと思っています。

貯まっても不安な時は

ある程度貯まってもまだ不安な時は、きちんと必要な金額を計算してそれに達するよう計画を立てます。

とは言っても私も病気でほぼ動けなかった時期には、必要な金額は計算できても達成できるような計画は立てられませんでした。そういう時期もあります。仕方ないです。
今は無理だと思っても、できるだけ焦らない方が良い。
支出を少し減らしてみたり、食事や睡眠を改善したり、ちょっとだけ自己投資してみるなど、できることだけに集中しましょう。

不安の理由を知ることが大事なのは何故?-芥川龍之介は「漠然とした不安」でこの世を去ったんだよ

必要額はハッキリしないけど不安な時は、「自分はやるべき時にはちゃんとできる」という自己確信を、コツコツ積み上げていけると良いです。
これも出来るときにはできますし、出来ないときは出来ないかもしれませんが、自分との約束を守ったり、自己肯定感を上げていくことで、少しずつ変わっていくことができます。
良い習慣を作っていくことも、人生を上向きにする上でとてもおススメです。

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